名前を教えてください その1
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推察される和名 | 指定されていません |
自信度 | |
撮影場所 | 静岡県 / 富士山須走口 |
撮影日時 | 2017-07-22 |
メールにてK様より質問をいただきましたので転載いたします。(図鑑.jp事務局)
(以下)
7/22 富士山須山口登山道脇の林にて
林の外側の草原にはホオアカが数羽いました。
(以下)
7/22 富士山須山口登山道脇の林にて
林の外側の草原にはホオアカが数羽いました。
図鑑.jp事務局K
投稿日 | 2017年09月18日 |
最終更新日 | 2019年03月04日 |
閲覧数 | 2,280 Views |
専門家の回答
平岡先生(山階鳥研)
【ぜんぶ答えますキャンペーン野鳥編】
平岡先生からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
****
これはホオジロ科の鳥の幼鳥ではないかと思いますが私はお示しの画像だけではよくわかりません。まず全体のプロポーションからおおざっぱにスズメぐらいの大きさの小鳥だろうと推測がつきますが、お示しの2コマとも正面からのショットで、くちばしの形が見づらいのが悩み多いところです。顔だけ切り出して画像ソフトで明るさを調整してみましたが、口角(上下嘴の合わせ目)が膨らんでおり巣立ったばかりの幼鳥だろうとわかります。それと外側の尾羽が白いですね。全体の羽色がわかりづらいですが、派手な色やパターンはなくて、胸は淡色に黒い縦斑があります。
おおむねスズメの大きさで、見える範囲で派手な模様や色彩はなく、縦斑がある鳥で、外側尾羽が白いグループという点から、セキレイ科(ビンズイ、タヒバリなど<ただしタヒバリは季節的に除外できます>)とホオジロ科に絞り込めます。この両グループのどちらかに絞る鍵を握るのがくちばしの形です。横から見たくちばしがセキレイ科は細く尖っており、ホオジロ科はおおまかに言って三角形の寸詰まりの形をしています。写真の鳥はくちばしの高さがあるように見えますので私はホオジロ科ではないかと思いますが、自信はありません。
こういう巣立ちビナはまだ親鳥について餌をもらっている可能性が高いです。一緒にいる親鳥が見られれば一目瞭然のはずです。またくちばしもたまたまシャッターが切れたときが正面向きになってしまったのでしょうが、現場ではおそらく、横を向いて目で見て形がわかる瞬間もあったはずです。動かしがたい証拠を集めたいということから撮影に集中されるお気持ちは良く理解できますが、肉眼でくちばしの形を見るとか、一緒に動いている鳥がどんな鳥だったかといった行動を見るということも識別のためには大いに助けになることも覚えておいてください。
平岡先生からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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これはホオジロ科の鳥の幼鳥ではないかと思いますが私はお示しの画像だけではよくわかりません。まず全体のプロポーションからおおざっぱにスズメぐらいの大きさの小鳥だろうと推測がつきますが、お示しの2コマとも正面からのショットで、くちばしの形が見づらいのが悩み多いところです。顔だけ切り出して画像ソフトで明るさを調整してみましたが、口角(上下嘴の合わせ目)が膨らんでおり巣立ったばかりの幼鳥だろうとわかります。それと外側の尾羽が白いですね。全体の羽色がわかりづらいですが、派手な色やパターンはなくて、胸は淡色に黒い縦斑があります。
おおむねスズメの大きさで、見える範囲で派手な模様や色彩はなく、縦斑がある鳥で、外側尾羽が白いグループという点から、セキレイ科(ビンズイ、タヒバリなど<ただしタヒバリは季節的に除外できます>)とホオジロ科に絞り込めます。この両グループのどちらかに絞る鍵を握るのがくちばしの形です。横から見たくちばしがセキレイ科は細く尖っており、ホオジロ科はおおまかに言って三角形の寸詰まりの形をしています。写真の鳥はくちばしの高さがあるように見えますので私はホオジロ科ではないかと思いますが、自信はありません。
こういう巣立ちビナはまだ親鳥について餌をもらっている可能性が高いです。一緒にいる親鳥が見られれば一目瞭然のはずです。またくちばしもたまたまシャッターが切れたときが正面向きになってしまったのでしょうが、現場ではおそらく、横を向いて目で見て形がわかる瞬間もあったはずです。動かしがたい証拠を集めたいということから撮影に集中されるお気持ちは良く理解できますが、肉眼でくちばしの形を見るとか、一緒に動いている鳥がどんな鳥だったかといった行動を見るということも識別のためには大いに助けになることも覚えておいてください。
回答日2017年09月22日
回答