専門家の回答
平岡先生(山階鳥研)
【ぜんぶ答えますキャンペーン野鳥編】
平岡先生からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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これはおっしゃるとおりクロハラアジサシです。暗赤色のくちばし、頭部が黒いキャップ状になっていて、目の下の白色部と直線的に分かれていること、やや浅い燕尾などの特徴が見えます。幼鳥はこのような黒いキャップ状の頭部にはなっておらず、この個体は夏羽から冬羽への換羽がはじまったところです。
クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハらアジサシの3種は「ヌマアジサシ類(marsh terns)」と総称され、淡水の沼沢地で繁殖します。ただし日本では3種とも繁殖せず、数の少ない通過鳥です。コアジサシのように空中の一点でホバリングして真下の水面にダイビングして魚を捕るのではなく、多くの場合飛びながらゆるやかに降下して餌の生き物(昆虫が主だそうです)をすくい取る行動をしますので、遠目に見てもヌマアジサシ類だろうとわかることがあります。
平岡先生からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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これはおっしゃるとおりクロハラアジサシです。暗赤色のくちばし、頭部が黒いキャップ状になっていて、目の下の白色部と直線的に分かれていること、やや浅い燕尾などの特徴が見えます。幼鳥はこのような黒いキャップ状の頭部にはなっておらず、この個体は夏羽から冬羽への換羽がはじまったところです。
クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハらアジサシの3種は「ヌマアジサシ類(marsh terns)」と総称され、淡水の沼沢地で繁殖します。ただし日本では3種とも繁殖せず、数の少ない通過鳥です。コアジサシのように空中の一点でホバリングして真下の水面にダイビングして魚を捕るのではなく、多くの場合飛びながらゆるやかに降下して餌の生き物(昆虫が主だそうです)をすくい取る行動をしますので、遠目に見てもヌマアジサシ類だろうとわかることがあります。
回答日2017年09月23日
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