アジサシでしょうか。
いいね!2件
推察される和名 | 指定されていません |
自信度 | |
撮影場所 | 鹿児島県 |
撮影日時 | 2018-01-03 |
遠くに後ろ向きにとまっていました。嘴がちらっと見えたので、写真だけでもと撮ってみました。
つぶ
投稿日 | 2018年06月15日 |
最終更新日 | 2019年03月03日 |
閲覧数 | 1,661 Views |
専門家の回答
平岡先生(山階鳥研)
平岡先生(山階鳥類研究所)から回答がありましたので掲載します(事務局)
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お示しの画像の鳥の部分を、失礼して切り出してみました。斜め後ろから見ているために、体型、プロポーションを把握するのが難しいですが,くちばしが特段に長く見えないこと、頭部の黒い部分のパターンが目の後ろで縦長に黒い部分があってその後ろの白が切れ上がっているように見えること、上背からたたんだ翼にざくざくとしたパターンがあることから、クロハラアジサシ属(Chlidonias属)という仲間の前年生まれ(2018年1月撮影とのことですから2017年の夏前の繁殖期生まれ)の個体だろうと思われます。クロハラアジサシ属(Chlidonias属)というのは、「ヌマアジサシ類(Marsh Terns)」などと総称される仲間で、北半球ではクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシの3種です。
この3種の同定ですが、実際にこの3種の若い鳥を実際に観察した経験が豊富にある人であればお示しのコマを見るだけでコメントできるかもしれませんが、私はこの1コマの写真だけからでは、この3種のどれかに絞り込むことができません。識別に迷うような鳥の同定ではなるべくいろいろな角度から撮影した複数コマがあることが重要です。
もう何コマか追加のコマがあれば拝見したいので、投稿に追加をお願いいたします。
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お示しの画像の鳥の部分を、失礼して切り出してみました。斜め後ろから見ているために、体型、プロポーションを把握するのが難しいですが,くちばしが特段に長く見えないこと、頭部の黒い部分のパターンが目の後ろで縦長に黒い部分があってその後ろの白が切れ上がっているように見えること、上背からたたんだ翼にざくざくとしたパターンがあることから、クロハラアジサシ属(Chlidonias属)という仲間の前年生まれ(2018年1月撮影とのことですから2017年の夏前の繁殖期生まれ)の個体だろうと思われます。クロハラアジサシ属(Chlidonias属)というのは、「ヌマアジサシ類(Marsh Terns)」などと総称される仲間で、北半球ではクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシの3種です。
この3種の同定ですが、実際にこの3種の若い鳥を実際に観察した経験が豊富にある人であればお示しのコマを見るだけでコメントできるかもしれませんが、私はこの1コマの写真だけからでは、この3種のどれかに絞り込むことができません。識別に迷うような鳥の同定ではなるべくいろいろな角度から撮影した複数コマがあることが重要です。
もう何コマか追加のコマがあれば拝見したいので、投稿に追加をお願いいたします。
回答日2018年07月17日
つぶ
平岡先生、ありがとうございます。
別のカメラで撮影したものを見つけたので提出させていただきます。
別のカメラで撮影したものを見つけたので提出させていただきます。
回答日2018年07月19日
つぶ
追加です。
回答日2018年07月19日
つぶ
追加です。はじめのものより画像が悪いのですが、識別のヒントをいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
回答日2018年07月19日
図鑑.jp事務局K
平岡先生には引き続きご検討いただいております。もうしばらくお待ち下さい。
回答日2018年08月03日
平岡先生(山階鳥研)
平岡先生(山階鳥類研究所)から回答がありましたので掲載します(事務局)
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追加の写真を投稿していただいておりましたが回答が遅くなり申し訳ありません。お示しの写真の鳥は、先に述べたように、クロハラアジサシ属(Chlidonias属)の3種の中の1種だと思いますが、お示しいただいた写真だけでは私はどの種であるのか絞り込むことができません。
これらの3種の1年めの非生殖羽を識別するために見るべきポイントとして、頭部とくに耳羽から後頸の黒色部の濃さと形状、体の上面のざくざくのようす、体の上面と翼の上面のコントラスト、腰は白いか灰色か、尾の切れ込みの深さ、胸側の翼のつけねに暗色斑があるかといった諸点があり、これらの総合判断をする必要があります。ただ、お示しの写真では、これらのポイントのうち見えないものが相当あるのと,見えているものも遠いために評価が難しい状況です。残念ながら私は、いただいた写真だけでは判断ができません。
この次に機会がありましたら、上記のような識別点に留意して観察撮影をしみてください。
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追加の写真を投稿していただいておりましたが回答が遅くなり申し訳ありません。お示しの写真の鳥は、先に述べたように、クロハラアジサシ属(Chlidonias属)の3種の中の1種だと思いますが、お示しいただいた写真だけでは私はどの種であるのか絞り込むことができません。
これらの3種の1年めの非生殖羽を識別するために見るべきポイントとして、頭部とくに耳羽から後頸の黒色部の濃さと形状、体の上面のざくざくのようす、体の上面と翼の上面のコントラスト、腰は白いか灰色か、尾の切れ込みの深さ、胸側の翼のつけねに暗色斑があるかといった諸点があり、これらの総合判断をする必要があります。ただ、お示しの写真では、これらのポイントのうち見えないものが相当あるのと,見えているものも遠いために評価が難しい状況です。残念ながら私は、いただいた写真だけでは判断ができません。
この次に機会がありましたら、上記のような識別点に留意して観察撮影をしみてください。
回答日2018年11月08日
つぶ
ありがとうございます。大変勉強になりました。
今後も識別を楽しんでみます!
今後も識別を楽しんでみます!
回答日2018年11月21日
回答