専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)からコメントがありましたので、掲載します(事務局)
***
種名
ジャケツイバラ
確からしさ
★★★
識別ポイント
全形
参考図鑑
樹に咲く花Ⅱ
コメント
面白い植物の投稿ありがとうございます。
パッと見、これが植物!?という感じで、恐竜の背骨のような
不思議な形をしていますね。骨にしては不規則で節がありません。
虫こぶ、付着根、気根、刺の奇形など、色々と考えてみても、しっくりこないと思います。
結論から申しますと、この植物はマメ科のジャケツイバラの老木と思われます。
本種は成長するにつれて刺が大きくなっていくそうです。
ゴツゴツと飛び出した突起も、もともとは鋭い刺であったと考えられます。
なお、すりこぎ棒に使われるサンショウも、成長すると刺がイボ状の突起に変化するものがあります。
サンショウの仲間(ミカン科)では、つる状になる種類が南西諸島にいくつか存在し、 それらの可能性も考えてみたのですが、突起の巨大さと大分県には分布しないことを考慮して候補から外しました。
それにしても、私もここまで大きく立派な姿になったものを見たことはありません。
花や冬芽ばかりに注目しがちな種類ですが、今度はこの“恐竜の骨”との遭遇が楽しみになりました!
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種名
ジャケツイバラ
確からしさ
★★★
識別ポイント
全形
参考図鑑
樹に咲く花Ⅱ
コメント
面白い植物の投稿ありがとうございます。
パッと見、これが植物!?という感じで、恐竜の背骨のような
不思議な形をしていますね。骨にしては不規則で節がありません。
虫こぶ、付着根、気根、刺の奇形など、色々と考えてみても、しっくりこないと思います。
結論から申しますと、この植物はマメ科のジャケツイバラの老木と思われます。
本種は成長するにつれて刺が大きくなっていくそうです。
ゴツゴツと飛び出した突起も、もともとは鋭い刺であったと考えられます。
なお、すりこぎ棒に使われるサンショウも、成長すると刺がイボ状の突起に変化するものがあります。
サンショウの仲間(ミカン科)では、つる状になる種類が南西諸島にいくつか存在し、 それらの可能性も考えてみたのですが、突起の巨大さと大分県には分布しないことを考慮して候補から外しました。
それにしても、私もここまで大きく立派な姿になったものを見たことはありません。
花や冬芽ばかりに注目しがちな種類ですが、今度はこの“恐竜の骨”との遭遇が楽しみになりました!
回答日2019年01月26日
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)から補足のコメントがありましたので、掲載します(事務局)
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市川市万葉植物園に植栽されているというジャケツイバラの老木の画像が見つかりました。
https://blog.goo.ne.jp/52410652/e/d05194664772012d2d012d559854649f
ご質問の写真のものよりも幹が太めですが、突起の様子やしなりはよく似ています。
補足になりますが、トゲの先端(鋭利な部分)は落ちてしまうようですね。
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市川市万葉植物園に植栽されているというジャケツイバラの老木の画像が見つかりました。
https://blog.goo.ne.jp/52410652/e/d05194664772012d2d012d559854649f
ご質問の写真のものよりも幹が太めですが、突起の様子やしなりはよく似ています。
補足になりますが、トゲの先端(鋭利な部分)は落ちてしまうようですね。
回答日2019年01月27日
なか
ご丁寧に説明して頂きありがとうございました。
数年前に、兄が山の仕事の帰りに持ち帰ったもので、本人も誰に聞いても名前がわからなかったようです。
その兄が3年前に亡くなったのですが、母が未だに名前が分からないと言うので、今回このサイトを探して投稿してみました。
母に報告しましたが、感動していました。本当にありがとうございました。
数年前に、兄が山の仕事の帰りに持ち帰ったもので、本人も誰に聞いても名前がわからなかったようです。
その兄が3年前に亡くなったのですが、母が未だに名前が分からないと言うので、今回このサイトを探して投稿してみました。
母に報告しましたが、感動していました。本当にありがとうございました。
回答日2019年02月04日
回答