シロウロコツルタケの様なテングタケ
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推察される和名 | 指定されていません |
自信度 | |
撮影場所 | 大阪府 / 富田林の公園 |
撮影日時 | 2018-07-15 |
傘や柄の部分の表面に粉状~綿くず状の小鱗片が沢山ついております。
キヒダキワタゲテングタケと似てるかなぁとは思うのですが、情報が少なく質問させてもらいました。
キヒダキワタゲテングタケと似てるかなぁとは思うのですが、情報が少なく質問させてもらいました。
きのこびと
投稿日 | 2018年07月19日 |
最終更新日 | 2019年03月04日 |
閲覧数 | 4,049 Views |
専門家の回答
吹春先生(千葉中博)
吹春先生(千葉中央博物館)から回答がありましたので掲載します(事務局)
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キヒダキワタゲテングタケ(仮)Amanita sp。 とよばれているものは、傘に対して柄が非常に長く伸び、大型で、傘や柄の上の綿毛状鱗片が顕著で、ヒダが黄色、という特徴があります。ですので、この写真とは異なります。また、においをかぐとくしゃみが止まりません。
私の意見は、写真には、深いつぼがあるように見えること、つばを欠くこと、傘と柄に褐色の鱗片があることからフクロツルタケ(広義)とおもわれます。
フクロツルタケとその類縁種(シロウロコツルタケ、アクイロウロコツルタケ)の関係については、最初の種は海外の学名を採用した種であり、後者2種は、今井三子が戦前に日本から記載した種なのだそうです。日本のテングタケの専門家に伺ったところ、《後者2種は外見での区別は難しいが、顕微鏡で区別できる》とのこと。これら3種については、まじめに遺伝子をもとに検討しないといけないとおもうのですが(されている?)、その結果は、伺ったことはありません。ですので、よく図鑑で表現されているように、フクロツルタケ(広義)とするのがよいのではないでしょうか。
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図鑑jp
フクロツルタケの掲載ページ
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=19052
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キヒダキワタゲテングタケ(仮)Amanita sp。 とよばれているものは、傘に対して柄が非常に長く伸び、大型で、傘や柄の上の綿毛状鱗片が顕著で、ヒダが黄色、という特徴があります。ですので、この写真とは異なります。また、においをかぐとくしゃみが止まりません。
私の意見は、写真には、深いつぼがあるように見えること、つばを欠くこと、傘と柄に褐色の鱗片があることからフクロツルタケ(広義)とおもわれます。
フクロツルタケとその類縁種(シロウロコツルタケ、アクイロウロコツルタケ)の関係については、最初の種は海外の学名を採用した種であり、後者2種は、今井三子が戦前に日本から記載した種なのだそうです。日本のテングタケの専門家に伺ったところ、《後者2種は外見での区別は難しいが、顕微鏡で区別できる》とのこと。これら3種については、まじめに遺伝子をもとに検討しないといけないとおもうのですが(されている?)、その結果は、伺ったことはありません。ですので、よく図鑑で表現されているように、フクロツルタケ(広義)とするのがよいのではないでしょうか。
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図鑑jp
フクロツルタケの掲載ページ
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=19052
回答日2018年08月10日
きのこびと
有難うございました。
最初に見た時は「フクロツルタケか?」と思いましたが、傘の色があまりにも茶色いのでまったく自信がなくなり、いろいろ調べても該当の物がみつかりませんでした。
大変勉強になりました。
最初に見た時は「フクロツルタケか?」と思いましたが、傘の色があまりにも茶色いのでまったく自信がなくなり、いろいろ調べても該当の物がみつかりませんでした。
大変勉強になりました。
回答日2018年08月15日
回答