専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)からコメントがありましたので、掲載します。
なお、すでにお答えいただいているお二方とは別にコメントをいただいておりました。
(事務局)
***
種名
ネジキ
確からしさ
★★★
識別ポイント
果実の付き方、葉の形態と付き方
参考図鑑
樹に咲く花、神戸・六甲山の樹木ハンドブック(ほおずき書籍)
コメント
お写真の樹木、一瞬迷いましたが、ツツジ科のネジキだと思われます。
見たことがあるような無いような、そんな印象を持たれたのではないでしょうか。
開花期ではない時期の樹木の同定は難しいものですが、葉や果実が写っているので、
この写真からでもちゃんと調べることができます。ご安心下さい。
まず、一つ目のポイントは、葉の脇(葉腋)から伸びた果実の枝(総状花序)です。
このような果実の付き方は、ツツジ科のいくつかの種で知られています。
主なものとして、アセビ、ネジキ、ナツハゼ、ハナヒリノキ、シャシャンボなどが挙げられます。
二つ目のポイントは、樹木を見る際の基本でもある葉の形態と付き方です。
葉は互生で葉柄があり、全縁(ギザギザが無い)、葉脈ははっきりしていて縁が波打っています。
先の5種類のうち、ネジキのみがこれらの特徴と一致すると思います。
アセビは葉の付き方が異なり、ナツハゼは葉柄がごく短い点が該当しませんし、
ハナヒリノキやシャシャンボは葉の縁にギザギザがあります。
以上のポイントより、ネジキと同定致しました。
加えて、果実(蒴果)が上向きに付いている点も本種の特徴の一つです。
下向きにぶらさがる花とは印象がだいぶ異なるので、覚えておくと良いと思います。
もし、また見に行かれることがありましたら、樹皮がねじれているかどうかも確認してみて下さいね。
なお、すでにお答えいただいているお二方とは別にコメントをいただいておりました。
(事務局)
***
種名
ネジキ
確からしさ
★★★
識別ポイント
果実の付き方、葉の形態と付き方
参考図鑑
樹に咲く花、神戸・六甲山の樹木ハンドブック(ほおずき書籍)
コメント
お写真の樹木、一瞬迷いましたが、ツツジ科のネジキだと思われます。
見たことがあるような無いような、そんな印象を持たれたのではないでしょうか。
開花期ではない時期の樹木の同定は難しいものですが、葉や果実が写っているので、
この写真からでもちゃんと調べることができます。ご安心下さい。
まず、一つ目のポイントは、葉の脇(葉腋)から伸びた果実の枝(総状花序)です。
このような果実の付き方は、ツツジ科のいくつかの種で知られています。
主なものとして、アセビ、ネジキ、ナツハゼ、ハナヒリノキ、シャシャンボなどが挙げられます。
二つ目のポイントは、樹木を見る際の基本でもある葉の形態と付き方です。
葉は互生で葉柄があり、全縁(ギザギザが無い)、葉脈ははっきりしていて縁が波打っています。
先の5種類のうち、ネジキのみがこれらの特徴と一致すると思います。
アセビは葉の付き方が異なり、ナツハゼは葉柄がごく短い点が該当しませんし、
ハナヒリノキやシャシャンボは葉の縁にギザギザがあります。
以上のポイントより、ネジキと同定致しました。
加えて、果実(蒴果)が上向きに付いている点も本種の特徴の一つです。
下向きにぶらさがる花とは印象がだいぶ異なるので、覚えておくと良いと思います。
もし、また見に行かれることがありましたら、樹皮がねじれているかどうかも確認してみて下さいね。
回答日2018年10月15日
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