専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)からコメントがありましたので、掲載します(事務局)
***
種名
クロガネモチ
確からしさ
★★★
識別ポイント
生育環境、分布、花序のつく位置、萼筒と葉の形態
参考図鑑
樹に咲く花Ⅱ、都市の樹木433(文一総合出版)
コメント
yamasyokuさまが既に回答されているとおり、写真の樹木はモチノキ科のクロガネモチです。
都内では街路樹や公園植栽として多く植えられており、またそれらから野鳥によって運ばれた
種からの実生が、二次的に林縁や樹林内でも発生しているのをよく見かけます。
本種は、葉腋(葉の付いている部分のすぐ脇)に赤い実が多数付く姿と、大木になる点から、
慣れると遠くからでも見当が付けられるようになります。
モチノキ科には、アオハダ、ウメモドキ、タマミズキなどの“落葉樹で葉に鋸歯があるグループ”と、
クロガネモチ、モチノキ、ソヨゴ、ナナミノキ、タラヨウなど、“常緑樹のグループ”があります。
葉が青々として厚みと照りがあることから、写真の樹木は常緑樹であることがわかります。
それぞれの主要なポイントを以下に整理します。
クロガネモチ⇒実は多数付き、柄は短い。葉は全縁で丸みがあり、先端は尖る。葉柄や枝は紫がかることが多い。
モチノキ⇒実はやや大型で柄がやや長く、数が少ない。葉は全縁でやや先端寄りが最大幅となり、先端は尖る。葉柄や枝はふつう黄緑色。
ソヨゴ⇒実は長い柄を持ち、葉腋から飛び出して見える。葉は全縁だが縁は波打っている。
ナナミノキ⇒実は真円ではなく、楕円形。葉は長楕円形で鋸歯がある。
タラヨウ⇒実は多数付き、柄はごく短くて外から見えない。葉は10~17cmと非常に大きく、鋭い鋸歯がある。
特にクロガネモチ、モチノキ、ソヨゴの三種は、特に関東では植栽されていることが多いので、見分け方を覚えておくと便利です。
以上、参考にしていただければと思います。
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種名
クロガネモチ
確からしさ
★★★
識別ポイント
生育環境、分布、花序のつく位置、萼筒と葉の形態
参考図鑑
樹に咲く花Ⅱ、都市の樹木433(文一総合出版)
コメント
yamasyokuさまが既に回答されているとおり、写真の樹木はモチノキ科のクロガネモチです。
都内では街路樹や公園植栽として多く植えられており、またそれらから野鳥によって運ばれた
種からの実生が、二次的に林縁や樹林内でも発生しているのをよく見かけます。
本種は、葉腋(葉の付いている部分のすぐ脇)に赤い実が多数付く姿と、大木になる点から、
慣れると遠くからでも見当が付けられるようになります。
モチノキ科には、アオハダ、ウメモドキ、タマミズキなどの“落葉樹で葉に鋸歯があるグループ”と、
クロガネモチ、モチノキ、ソヨゴ、ナナミノキ、タラヨウなど、“常緑樹のグループ”があります。
葉が青々として厚みと照りがあることから、写真の樹木は常緑樹であることがわかります。
それぞれの主要なポイントを以下に整理します。
クロガネモチ⇒実は多数付き、柄は短い。葉は全縁で丸みがあり、先端は尖る。葉柄や枝は紫がかることが多い。
モチノキ⇒実はやや大型で柄がやや長く、数が少ない。葉は全縁でやや先端寄りが最大幅となり、先端は尖る。葉柄や枝はふつう黄緑色。
ソヨゴ⇒実は長い柄を持ち、葉腋から飛び出して見える。葉は全縁だが縁は波打っている。
ナナミノキ⇒実は真円ではなく、楕円形。葉は長楕円形で鋸歯がある。
タラヨウ⇒実は多数付き、柄はごく短くて外から見えない。葉は10~17cmと非常に大きく、鋭い鋸歯がある。
特にクロガネモチ、モチノキ、ソヨゴの三種は、特に関東では植栽されていることが多いので、見分け方を覚えておくと便利です。
以上、参考にしていただければと思います。
回答日2018年11月05日
父島迷鳥
詳細にわたるご教示ありがとうございます。
回答日2018年11月08日
回答
yamasyoku
クロガネモチで良いかと思います。
仰るとおりの鈴なりの赤い実は特徴ですね。あと、常緑でのっぺりして分厚い葉。
クロガネモチなら葉を広げてみると楕円形で、枝は黒(紫?)みがかっていると思います。
それにしても、立派な個体ですね(゜ロ゜)
小平なら自生も有るでしょうが、街路樹として植えたりするので、植栽かも知れません。
仰るとおりの鈴なりの赤い実は特徴ですね。あと、常緑でのっぺりして分厚い葉。
クロガネモチなら葉を広げてみると楕円形で、枝は黒(紫?)みがかっていると思います。
それにしても、立派な個体ですね(゜ロ゜)
小平なら自生も有るでしょうが、街路樹として植えたりするので、植栽かも知れません。
回答日2018年11月02日