専門家の回答
小林先生(長池公園)
【ぜんぶ答えますキャンペーン植物編】
小林健人先生(長池公園自然館)からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
******
■種名:ケイトウ(総称)
■識別ポイント:花序の形態、花の色
■参考図鑑:野に咲く花
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写真の植物は、図鑑「野に咲く花」にも掲載されているノゲイトウ(Celosia argentea)を元に作られた園芸品種です。
“ホルン”あるいは“シャロン”という名称で流通しているものと思われますが、園芸品種は細分化されていて、区別が難しく、また呼び方も統一されていないようなので、この属の総称である「ケイトウ」または「セロシア」としておくのが無難かと思います。花屋さんで見かける矮性型のケイトウと異なり、本品種は花壇や庭先に地植えされるケースが多いため、そこから逃げ出して定着したものが畑や道端に群生していることがあります。
※ネット画像などでヒットする「セロシア・○○」という表記は、「属名+種小名」からなる正式な学名(ラテン語)ではなく、「属名+呼称(英語等)」である場合がほとんどです。園芸品種では、当たり前のように使われている便利な記載方法ですが、ラテン語と英語等を組み合わせた造語的表現であり、正式な種名とは異なることにご注意下さい。公式に登録された園芸品種では、品種名は学名の後ろに‘○○’と付け加えられるか、cv.○○という略号を使った表記がなされています。
小林健人先生(長池公園自然館)からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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■種名:ケイトウ(総称)
■識別ポイント:花序の形態、花の色
■参考図鑑:野に咲く花
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写真の植物は、図鑑「野に咲く花」にも掲載されているノゲイトウ(Celosia argentea)を元に作られた園芸品種です。
“ホルン”あるいは“シャロン”という名称で流通しているものと思われますが、園芸品種は細分化されていて、区別が難しく、また呼び方も統一されていないようなので、この属の総称である「ケイトウ」または「セロシア」としておくのが無難かと思います。花屋さんで見かける矮性型のケイトウと異なり、本品種は花壇や庭先に地植えされるケースが多いため、そこから逃げ出して定着したものが畑や道端に群生していることがあります。
※ネット画像などでヒットする「セロシア・○○」という表記は、「属名+種小名」からなる正式な学名(ラテン語)ではなく、「属名+呼称(英語等)」である場合がほとんどです。園芸品種では、当たり前のように使われている便利な記載方法ですが、ラテン語と英語等を組み合わせた造語的表現であり、正式な種名とは異なることにご注意下さい。公式に登録された園芸品種では、品種名は学名の後ろに‘○○’と付け加えられるか、cv.○○という略号を使った表記がなされています。
回答日2017年10月15日
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