専門家の回答
小林先生(長池公園)
【ぜんぶ答えますキャンペーン植物編】
小林健人先生(長池公園自然館)からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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■種名:アレチヌスビトハギ
■識別ポイント:花の色と大きさ、小葉の形、果実の形態
■参考図鑑:日本帰化植物写真図鑑第1巻
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写真の植物は、北アメリカ原産のアレチヌスビトハギです。
質問者の挙げておられる特徴、花が大きくて色鮮やかであることや小葉が細いことは、まさにヌスビトハギとの相違点となっています。
また、全体に毛が多いことや、果実(節果)のくびれの数が3~6程度と多くなることも重要な識別ポイントです。ヌスビトハギ同様、ひっつき虫である果実を私たち人間やペットが知らぬ間にあちこちへ運んでしまい、さらには一度草刈りされたあとの再生能力も極めて高いことから、各地で増加傾向にあります。
花は美しいのですが、藪化して在来植生に影響を与えるおそれのある要注意人物(?)として、場所によっては駆除活動も行なわれているほどです。なお、本種以外にもアメリカヌスビトハギやイリノイヌスビトハギといった近縁の外来種が複数知られていますが、これらはまだ局地的な分布にとどまっています。
写真を拝見した限りでは、アレチヌスビトハギで問題ないと思われますが、念のため、托葉の有無、花後にできる果実のくびれの数に注目してみて下さい。
回答日2017年10月22日
aw
小林先生
ご回答頂き有り難うございます。
確かに数年前までは見かけなかったので、最近になってどこからか持ち込まれたものと思われます。
撮影地は県が管理する自然公園内であるため定期的に外来種は駆除されているようですが、今後に注意してみたいと思います。
また果実については後日改めて確認したいと思います。
ご回答頂き有り難うございます。
確かに数年前までは見かけなかったので、最近になってどこからか持ち込まれたものと思われます。
撮影地は県が管理する自然公園内であるため定期的に外来種は駆除されているようですが、今後に注意してみたいと思います。
また果実については後日改めて確認したいと思います。
回答日2017年10月22日
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