専門家の回答
いがりまさし先生
いがり先生から回答がありましたので掲載します(事務局)
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写真からは一見エゾアオイスミレかと思いました。花色がクリアで、葉先が尖るのが特徴ですが、エゾアオイスミレにしては、葉の色が暗く毛が少なく、越冬葉のようにも見えます。
角田山のように、本州中部の日本海側の低山には、まずエゾアオイスミレは出てきません。アオイスミレである可能性が高いでしょう。こんなタイプのアオイスミレもないわけではありません。
ご観察のように側弁が閉じ気味になるのは、タチツボスミレ類との違いですね。写真からは見えませんが、実物をよく見ると萼片の形もずいぶん違いますよ。
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エゾアオイスミレ分布については『ハンディ図鑑 日本のスミレ』の中の「スミレの分布」230ページが参考になります(事務局)
https://i-zukan.jp/contents/14
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写真からは一見エゾアオイスミレかと思いました。花色がクリアで、葉先が尖るのが特徴ですが、エゾアオイスミレにしては、葉の色が暗く毛が少なく、越冬葉のようにも見えます。
角田山のように、本州中部の日本海側の低山には、まずエゾアオイスミレは出てきません。アオイスミレである可能性が高いでしょう。こんなタイプのアオイスミレもないわけではありません。
ご観察のように側弁が閉じ気味になるのは、タチツボスミレ類との違いですね。写真からは見えませんが、実物をよく見ると萼片の形もずいぶん違いますよ。
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エゾアオイスミレ分布については『ハンディ図鑑 日本のスミレ』の中の「スミレの分布」230ページが参考になります(事務局)
https://i-zukan.jp/contents/14
回答日2018年04月24日
回答
ro-mi
いがり先生、ご回答ありがとうございます。
アオイスミレとご指摘をいただいてから改めて花の形を見ればどんぴしゃりです。
なのにどうしてたどり着けなかったかというと、ビロード状の毛におおわれてる感じがなかったこと、それに加えて短くて太めに見える白い距がスミレサイシンの仲間、少々尖った葉がタチツボスミレに思えてアオイスミレにたどり着けませんでした。これから側弁は開いていくのかなと思ったり。スミレ図鑑には、丸い葉と少し尖った葉がちゃんと両方載っていました。(里山で見かけた丸い葉のアオイスミレしか見たことがありませんでした。写真添付してみました。)
あと、登る途中で見かけたスミレサイシンやナガハシスミレよりも標高の高い所で見かけたことも、超々早咲きとあるアオイスミレの特徴を表している大切な要素だったのかと再認識しました。
花の横顔も大切なのですね。今度から萼片の形もちゃんとチェックしたいと思います。
日本全国に分布しているというアオイスミレ。今後どこでどんなアオイスミレに出会えるのか楽しみです。とても勉強になりました。どうもありがとうございました。
アオイスミレとご指摘をいただいてから改めて花の形を見ればどんぴしゃりです。
なのにどうしてたどり着けなかったかというと、ビロード状の毛におおわれてる感じがなかったこと、それに加えて短くて太めに見える白い距がスミレサイシンの仲間、少々尖った葉がタチツボスミレに思えてアオイスミレにたどり着けませんでした。これから側弁は開いていくのかなと思ったり。スミレ図鑑には、丸い葉と少し尖った葉がちゃんと両方載っていました。(里山で見かけた丸い葉のアオイスミレしか見たことがありませんでした。写真添付してみました。)
あと、登る途中で見かけたスミレサイシンやナガハシスミレよりも標高の高い所で見かけたことも、超々早咲きとあるアオイスミレの特徴を表している大切な要素だったのかと再認識しました。
花の横顔も大切なのですね。今度から萼片の形もちゃんとチェックしたいと思います。
日本全国に分布しているというアオイスミレ。今後どこでどんなアオイスミレに出会えるのか楽しみです。とても勉強になりました。どうもありがとうございました。
回答日2018年04月24日