専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)から回答がありましたので掲載します(事務局)
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種名
クサレダマ
確からしさ
★★☆
識別ポイント
葉の形態、付き方、生育環境
参考図鑑
野に咲く花、山に咲く花
コメント
写真の植物は、ご推察のとおり、まさにクサレダマ(サクラソウ科)と思われます。
湿地や湿生草原に密な群落を作り、花が咲く前から背丈が大きくなる種類は、複数存在します。
これらは、いずれも葉の特徴で区別することが可能です。
いくつか例を挙げると、ヤナギラン(アカバナ科)は葉が互生、ミソハギ(ミソハギ科)は葉が十字対生、クガイソウ(オオバコ科)は葉が4~8枚輪生するが縁にはギザギザがある、といった具合です。
写真からは、クサレダマの特徴である、“3~4枚輪生する縁にギザギザの無い葉”の様子がよくわかります。
茎が一本立ちで枝分かれしていないことや、葉脈入り方もポイントでしょう。
なお、クサレダマとよく似た外来種に、クサレダマの基亜種あるいは基変種に位置付けられるセイヨウクサレダマと別種のアメリカクサレダマがあります。
それぞれ、茎の毛の状態や花の大きさなどの形質を見ないと同定は難しいのですが、いずれの種も野生下では稀な存在です。
写真を見る限り、生育環境や群落の様子から、在来種のクサレダマとして違和感はありません。
立派に育っている様子なので、草刈り前に群落の一部をビニールテープで囲うなどの措置を施しておけば、ほぼ確実に美しいお花畑を楽しめるかと思います。
***
クサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8600
セイヨウクサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8603
アメリカクサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8602
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種名
クサレダマ
確からしさ
★★☆
識別ポイント
葉の形態、付き方、生育環境
参考図鑑
野に咲く花、山に咲く花
コメント
写真の植物は、ご推察のとおり、まさにクサレダマ(サクラソウ科)と思われます。
湿地や湿生草原に密な群落を作り、花が咲く前から背丈が大きくなる種類は、複数存在します。
これらは、いずれも葉の特徴で区別することが可能です。
いくつか例を挙げると、ヤナギラン(アカバナ科)は葉が互生、ミソハギ(ミソハギ科)は葉が十字対生、クガイソウ(オオバコ科)は葉が4~8枚輪生するが縁にはギザギザがある、といった具合です。
写真からは、クサレダマの特徴である、“3~4枚輪生する縁にギザギザの無い葉”の様子がよくわかります。
茎が一本立ちで枝分かれしていないことや、葉脈入り方もポイントでしょう。
なお、クサレダマとよく似た外来種に、クサレダマの基亜種あるいは基変種に位置付けられるセイヨウクサレダマと別種のアメリカクサレダマがあります。
それぞれ、茎の毛の状態や花の大きさなどの形質を見ないと同定は難しいのですが、いずれの種も野生下では稀な存在です。
写真を見る限り、生育環境や群落の様子から、在来種のクサレダマとして違和感はありません。
立派に育っている様子なので、草刈り前に群落の一部をビニールテープで囲うなどの措置を施しておけば、ほぼ確実に美しいお花畑を楽しめるかと思います。
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クサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8600
セイヨウクサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8603
アメリカクサレダマの掲載ページ一覧
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=8602
回答日2018年06月01日
回答