専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)から回答がありましたので掲載します
****
種名
タネツケバナの仲間
確からしさ
★☆☆
識別ポイント
花と葉の形態
参考図鑑
山に咲く花ほか
コメント
ユーザーの皆さまから、既に大変的確なコメントがなされていますとおり、写真の植物はタネツケバナの仲間です。
ユリワサビは、葉柄がより長く単葉である点などが異なります。
真上からの写真1枚では少々手がかりが少なく、私には種までは断定できませんが、ミチタネツケバナ」では無い可能性もあるかもしれません。
確かに花期に根生葉があるのはミチタネツケバナの特徴なのですが、根生葉は既に枯れ始めているように見えるのと、
いくつか完全には合致しない点があります。
・花中央の雄しべが6本であること(※ミチタネツケバナは通常4本)
・花が大きく、花弁の幅も広くて完全に開いていること
・通常は早春から、花とセットで見られる果実が、4月下旬時点でまだ無いこと
・茎に付く葉の小片(※写真で見えているのは頂小片)の幅が広いこと
・写真左に写っている蕾の萼が赤っぽいこと
・根生葉の側小片が無いか、枚数が極端に少ないこと
以上の点は、あくまでも、典型的なミチタネツケバナの特徴と一致しないというだけであり、“ミチタネツケバナではない”とまでは言えません。
ただし、“小さな個体であっても、じっくりと観察すれば、色々な特徴や疑問が発見できる”ということをお示しさせていただきました。
私は、先に挙げた種々の特徴から、「オオバタネツケバナ」の小型の個体も候補として考えられるのではないかと思いました。
生育地が乾いたところ、ということで、環境的にあり得るかどうかはわからないのですが、
本種は、全体に毛が少なく、茎に付く葉の頂小片が大きいことなどを特徴とする種類です。
本種では、日陰など生育条件の悪い場所から生えてきたものの中に、根生葉の側小片の枚数が極端に少ない個体を見ることがあります。
自信は全くありませんので、一つの参考としていただければと存じます。
タネツケバナの仲間は、花、果実、茎、葉の各部位に、同定のための手がかりとなる特徴があります。
似たものどうしの多いこの仲間では、やはり、それらの特徴を一つ一つ確認して総合的に判断するのが一番です。
今回の観察や皆さまからのコメントを参考に、それらを継続課題として次の観察に繋げていただければと思います。
もしまた観察する機会がありましたら、ぜひ結果をお知らせいただけましたら幸いです。
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種名
タネツケバナの仲間
確からしさ
★☆☆
識別ポイント
花と葉の形態
参考図鑑
山に咲く花ほか
コメント
ユーザーの皆さまから、既に大変的確なコメントがなされていますとおり、写真の植物はタネツケバナの仲間です。
ユリワサビは、葉柄がより長く単葉である点などが異なります。
真上からの写真1枚では少々手がかりが少なく、私には種までは断定できませんが、ミチタネツケバナ」では無い可能性もあるかもしれません。
確かに花期に根生葉があるのはミチタネツケバナの特徴なのですが、根生葉は既に枯れ始めているように見えるのと、
いくつか完全には合致しない点があります。
・花中央の雄しべが6本であること(※ミチタネツケバナは通常4本)
・花が大きく、花弁の幅も広くて完全に開いていること
・通常は早春から、花とセットで見られる果実が、4月下旬時点でまだ無いこと
・茎に付く葉の小片(※写真で見えているのは頂小片)の幅が広いこと
・写真左に写っている蕾の萼が赤っぽいこと
・根生葉の側小片が無いか、枚数が極端に少ないこと
以上の点は、あくまでも、典型的なミチタネツケバナの特徴と一致しないというだけであり、“ミチタネツケバナではない”とまでは言えません。
ただし、“小さな個体であっても、じっくりと観察すれば、色々な特徴や疑問が発見できる”ということをお示しさせていただきました。
私は、先に挙げた種々の特徴から、「オオバタネツケバナ」の小型の個体も候補として考えられるのではないかと思いました。
生育地が乾いたところ、ということで、環境的にあり得るかどうかはわからないのですが、
本種は、全体に毛が少なく、茎に付く葉の頂小片が大きいことなどを特徴とする種類です。
本種では、日陰など生育条件の悪い場所から生えてきたものの中に、根生葉の側小片の枚数が極端に少ない個体を見ることがあります。
自信は全くありませんので、一つの参考としていただければと存じます。
タネツケバナの仲間は、花、果実、茎、葉の各部位に、同定のための手がかりとなる特徴があります。
似たものどうしの多いこの仲間では、やはり、それらの特徴を一つ一つ確認して総合的に判断するのが一番です。
今回の観察や皆さまからのコメントを参考に、それらを継続課題として次の観察に繋げていただければと思います。
もしまた観察する機会がありましたら、ぜひ結果をお知らせいただけましたら幸いです。
回答日2018年09月11日
回答
yamasyoku
なにやらタネツケバナの仲間の小さい個体にも見えますね。よく見ると複葉ではありませんか?
草本(特に1年生草本)は、個体は小さく未成熟でも花を付けるので、タネツケバナ類のそうゆう個体ではないでしょうか?
私はタネツケバナ類の識別は苦手なので、何とも言えませんが、タネツケバナとかミチタネツケバナ辺りの様な気がします…
お気づきのとおり、ユリワサビの葉ではないですね。
草本(特に1年生草本)は、個体は小さく未成熟でも花を付けるので、タネツケバナ類のそうゆう個体ではないでしょうか?
私はタネツケバナ類の識別は苦手なので、何とも言えませんが、タネツケバナとかミチタネツケバナ辺りの様な気がします…
お気づきのとおり、ユリワサビの葉ではないですね。
回答日2018年09月08日
うり
皆さん、どうもありがとうございました(✿︎´ ꒳ ` )♡︎
助かりました!
助かりました!
回答日2018年09月10日