専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林先生(長池公園副園長)からコメントがありましたので、掲載します(事務局)
***
種名
シマサルスベリ
確からしさ
★★★
識別ポイント
樹形、樹皮と葉の形態
参考図鑑
樹木の葉
コメント
お写真の樹木はミソハギ科のシマサルスベリ(タイワンサルスベリ)です。
屋久島・種子島以南に自生する日本では希少な種類ですが、耐寒性を持つことから関東でもよく植栽されています。
ポイントは樹皮(木肌)です。つるっとしてやや斑のような模様がありますね。
このような樹皮を持つ樹種は少なく、サルスベリの仲間、カリン、ヒメシャラ、リョウブなど数えるほどです。
アップの写真にはたくさんの蕾と白い花が写っており、先に挙げた種類の中でこのような花の付き方をするものはサルスベリの仲間だけですので、サルスベリかシマサルスベリに絞られるかと思います。
サルスベリの花は鮮やかな赤やピンク色であるのが普通(※白色もある)ですが、シマサルスベリでは白色が標準です。
前者は葉が丸っこい形をしていますが、後者では先がすらっと伸びて尖る特徴があります。
また、シマサルスベリの葉にはごく短い葉柄があることもポイントです。
以上の点より、シマサルスベリと判定いたしました。
それにしても、大きいものでは10m以上にもなる本種がオフィスビルの狭間に植えられている姿・・何だか窮屈そうに見えてなりません!
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種名
シマサルスベリ
確からしさ
★★★
識別ポイント
樹形、樹皮と葉の形態
参考図鑑
樹木の葉
コメント
お写真の樹木はミソハギ科のシマサルスベリ(タイワンサルスベリ)です。
屋久島・種子島以南に自生する日本では希少な種類ですが、耐寒性を持つことから関東でもよく植栽されています。
ポイントは樹皮(木肌)です。つるっとしてやや斑のような模様がありますね。
このような樹皮を持つ樹種は少なく、サルスベリの仲間、カリン、ヒメシャラ、リョウブなど数えるほどです。
アップの写真にはたくさんの蕾と白い花が写っており、先に挙げた種類の中でこのような花の付き方をするものはサルスベリの仲間だけですので、サルスベリかシマサルスベリに絞られるかと思います。
サルスベリの花は鮮やかな赤やピンク色であるのが普通(※白色もある)ですが、シマサルスベリでは白色が標準です。
前者は葉が丸っこい形をしていますが、後者では先がすらっと伸びて尖る特徴があります。
また、シマサルスベリの葉にはごく短い葉柄があることもポイントです。
以上の点より、シマサルスベリと判定いたしました。
それにしても、大きいものでは10m以上にもなる本種がオフィスビルの狭間に植えられている姿・・何だか窮屈そうに見えてなりません!
回答日2019年02月14日
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