崖地に咲く白い花

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推察される和名	ヒメウツギ
自信度	★★☆
撮影場所	山梨県 / 道志村
撮影日時	2019-05-05

細長い枝から分岐する花柄（？）に2～3cm程度の白い5弁（のように見える）の花を付けていました。
崖地に生えており近づけず、また全ての花が向こうを向いていたため詳細がわかりません。

枝の長さは1～2m程度に見えました。
葉は主の枝（もしかしたら幹に相当？）から分かれた枝に対生で４～6枚付いているようです。先端が尖った葉には細かい鋸歯あり。
昨年付けた実がまだ残っているようです。

環境は湿り気の強い崖地、どちらかというと北向きなため、あまり日当たりは良くないのではないかと思います。

投稿日	2019年05月06日
最終更新日	2019年05月10日
閲覧数	3,002 Views

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回答

ヒメウツギではないでしょうか。

対生の単葉で、初夏に白花の5弁花を房状に付けるという特徴から、ウツギ属には間違いないと思います。
葉の形状からウツギとヒメウツギ、ウラジロウツギが候補になりそうですが、葉裏が白くない（＋分布域外）ので、ウラジロウツギは外せそうです。
「樹に咲く花」の新枝に関する記述を見ると、ウツギは赤褐色、ヒメウツギは淡緑色とあります。写真の個体は後者に該当し、よってヒメウツギだと思います。

枝葉を手に取ることが出来れば、ウツギの葉は革質で分厚く、星状毛でざらつくのに対し、ヒメウツギの葉は薄くほとんどざらつかないなど、両者の違いをより詳しく観察できそうですね。

回答日2019年05月06日

Feさま

いつも有難うございます。
ウツギ（ウノハナ）は判っていたつもりでしたが、なるほどそのままウツギ属の特徴になるという点は理解が及んでいませんでした。

その点を踏まえてこの写真の個体の特徴を当てはめるとヒメウツギになりそうですね。

次回、手の届くところに葉があるようであれば、その質感も確認してみたいと思います。

回答日2019年05月10日

yamasyoku

Feさんのご説明どおりでよろしいかと思います。
あと、ウツギと比べてヒメウツギの方が葉柄が長くて、葉全体もスラっとした感じになります(といっても図鑑を見ると葉柄の長さはかなり被る様ですが)。
生育環境ですが、ヒメウツギは今回撮影された渓流沿いの崖等は典型的で、ウツギは林道沿いとか藪に生育する感じです(渓流の崖にウツギが混ざって生えていることもあるかも知れませんが)。

回答日2019年05月07日