専門家の回答
小林先生(長池公園)
小林健人先生(長池公園副園長)からの回答が届きましたので投稿します(事務局)
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種名:ヒガンマムシグサ
確からしさ:★★★
識別ポイント:開花期、生育分布、外形態
参考図鑑:日本のテンナンショウ、千葉県の自然誌別編4:千葉県植物誌
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写真の植物は、千葉県清澄山を基準産地とし、房総半島以西~四国にかけて飛び石分布することが知られる「ヒガンマムシグサ」です。
他の種よりも一足早く、春の彼岸の頃に開花することからその名が付けられました。
ミミガタテンナンショウと同じく、普通葉が展開する前に花序が出る特徴を持っています。ミミガタテンナンショウとの大きな違いは、仏炎苞の口部が耳たぶ状に幅広く開出しないことです。
テンナンショウの仲間は、全国的に見ればいくつもの種が存在していますが、撮影地である千葉県だけで見ると生育種は限られます。そこで、千葉県植物誌や千葉県植物ハンドブック、房総の生物といった地域レベルの植物誌をまず参照されることを推奨致します。
なお、ヒガンマムシグサの詳細につきましては、web上に公開されている論文、「テンナンショウとともに30年―ヒガンマムシグサ群の調査・研究からみえてきたもの―(著:小林禧樹)」が大変参考になりますよ。
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※紹介されている論文「テンナンショウとともに30年―ヒガンマムシグサ群の調査・研究からみえてきたもの―」は以下からご覧いただけます(事務局)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunrui/17/2/17_01702-02/_article/-char/ja/
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種名:ヒガンマムシグサ
確からしさ:★★★
識別ポイント:開花期、生育分布、外形態
参考図鑑:日本のテンナンショウ、千葉県の自然誌別編4:千葉県植物誌
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写真の植物は、千葉県清澄山を基準産地とし、房総半島以西~四国にかけて飛び石分布することが知られる「ヒガンマムシグサ」です。
他の種よりも一足早く、春の彼岸の頃に開花することからその名が付けられました。
ミミガタテンナンショウと同じく、普通葉が展開する前に花序が出る特徴を持っています。ミミガタテンナンショウとの大きな違いは、仏炎苞の口部が耳たぶ状に幅広く開出しないことです。
テンナンショウの仲間は、全国的に見ればいくつもの種が存在していますが、撮影地である千葉県だけで見ると生育種は限られます。そこで、千葉県植物誌や千葉県植物ハンドブック、房総の生物といった地域レベルの植物誌をまず参照されることを推奨致します。
なお、ヒガンマムシグサの詳細につきましては、web上に公開されている論文、「テンナンショウとともに30年―ヒガンマムシグサ群の調査・研究からみえてきたもの―(著:小林禧樹)」が大変参考になりますよ。
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※紹介されている論文「テンナンショウとともに30年―ヒガンマムシグサ群の調査・研究からみえてきたもの―」は以下からご覧いただけます(事務局)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunrui/17/2/17_01702-02/_article/-char/ja/
回答日2018年03月20日
にしどこ
小林先生、ふたたびありがとうございます。千葉はあまり行ったことがなくて、分布が限られている…という目線でチェックをしていませんでした。論文の紹介もありがとうございます。さっそく勉強してみます。
回答日2018年03月20日
回答
aw
私は小さい頃からこれがマムシグサだと教えられてきたのですが、いま「山に咲く花」を見てみたら「マムシグサは花と葉が同時に開く」とあって驚いています・・・
回答日2018年03月18日