回答
Fe
キク科ヤナギタンポポ属(Hieracium)の一種に思えます。
日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会)の1,2巻を見た限りでは本種に該当するものは見当たらず、強いて言えばウズラバタンポポが近いようです。ただ、葉の特徴や花の付き方が全く異なります。
web検索した限りでは、「チシマタンポポ」と呼ばれる園芸植物が似ている気がしますがいかがでしょうか。
日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会)の1,2巻を見た限りでは本種に該当するものは見当たらず、強いて言えばウズラバタンポポが近いようです。ただ、葉の特徴や花の付き方が全く異なります。
web検索した限りでは、「チシマタンポポ」と呼ばれる園芸植物が似ている気がしますがいかがでしょうか。
回答日2018年09月03日
tanaemi
ありがとうございました。
海外の高山に自生しているとは思いませんでした。(日本の高山植物は調べました。)
長年気になっていたので嬉しいです。
園芸種として販売されているようですが生命力は強いようなのでコウリンタンポポやウズラタンポポのように広範囲に自生するようにならない事を願います。
海外の高山に自生しているとは思いませんでした。(日本の高山植物は調べました。)
長年気になっていたので嬉しいです。
園芸種として販売されているようですが生命力は強いようなのでコウリンタンポポやウズラタンポポのように広範囲に自生するようにならない事を願います。
回答日2018年09月03日
Fe
tanaemiさま
どういたしまして。
m_asaiさんが同属別種のハイコウリンタンポポHieracium officinarumを挙げられていますし、本当に"チシマタンポポ"で良いのかは分からないです。
なお、"チシマタンポポ"の学名にはHieracium alpinum(alpina)が当てられていますが、web画像で見た限りは"チシマタンポポ"とH. alpinumは別ものに見えます。さらに、先のハイコウリンタンポポも"チシマタンポポ"として園芸利用されている、とm_asaiさんが示された論文中に書かれています。
要するに、園芸植物としての"チシマタンポポ"の和名は、複数種に対して付けられている可能性があり、間違った学名が当てられている可能性もあるということだと思います。
色々と複雑そうなので、私個人としてはひとまず、「”チシマタンポポ”の名で園芸利用される植物に似た、ヤナギタンポポ属の一種(一品種)」という以上の結論は出さない方がよいかな、と思っています。
長くなり失礼しました。
どういたしまして。
m_asaiさんが同属別種のハイコウリンタンポポHieracium officinarumを挙げられていますし、本当に"チシマタンポポ"で良いのかは分からないです。
なお、"チシマタンポポ"の学名にはHieracium alpinum(alpina)が当てられていますが、web画像で見た限りは"チシマタンポポ"とH. alpinumは別ものに見えます。さらに、先のハイコウリンタンポポも"チシマタンポポ"として園芸利用されている、とm_asaiさんが示された論文中に書かれています。
要するに、園芸植物としての"チシマタンポポ"の和名は、複数種に対して付けられている可能性があり、間違った学名が当てられている可能性もあるということだと思います。
色々と複雑そうなので、私個人としてはひとまず、「”チシマタンポポ”の名で園芸利用される植物に似た、ヤナギタンポポ属の一種(一品種)」という以上の結論は出さない方がよいかな、と思っています。
長くなり失礼しました。
回答日2018年09月04日
m_asai
ハイコウリンタンポポのようです。
Web上の参考資料は以下に。
http://mizuaoi.photo-web.cc/216haikourintanpopo.htm
石川県の新帰化植物ハイコウリンタンポポ?とキバナコウリンタンポポ?(2012年6月8日)
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/55250/1/pilosella.pdf
十勝におけるハイコウリンタンポポPilosella officinarum の現状
宮城県でも,造成地など何箇所かで自生を確認しています。
Web上の参考資料は以下に。
http://mizuaoi.photo-web.cc/216haikourintanpopo.htm
石川県の新帰化植物ハイコウリンタンポポ?とキバナコウリンタンポポ?(2012年6月8日)
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/55250/1/pilosella.pdf
十勝におけるハイコウリンタンポポPilosella officinarum の現状
宮城県でも,造成地など何箇所かで自生を確認しています。
回答日2018年09月04日
tanaemi
ハイコウリンタンポポ、早速確認させていただきました。
額に毛があって若干黒っぽかったりはよく似ているかと思いますが、花の付き方が異なるかと思います。
ハイコウリンタンポポは1本の茎に花が複数の場合があるようです。写真は1本の茎に花は1輪です。
相違点からチシマタンポポの可能性が高いかと思います。
貴重なご意見、感謝致します。
額に毛があって若干黒っぽかったりはよく似ているかと思いますが、花の付き方が異なるかと思います。
ハイコウリンタンポポは1本の茎に花が複数の場合があるようです。写真は1本の茎に花は1輪です。
相違点からチシマタンポポの可能性が高いかと思います。
貴重なご意見、感謝致します。
回答日2018年09月04日
m_asai
他の関連資料もありましたので,以下にあげておきます。
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/52706/1/RPT.%20Obihiro%20Centennial%20Mus.%2030%2011-14.pdf
帯広市新産外来種ハイコウリンタンポポ Hieracium pilosella L.
http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/motto/docs/研報3号_11-14.pdf
石川県新産キク科外来種キバナコウリンタンポポPilosella caespitosa (Dumort.) P.D.Sell et C.West. とハイコウリンタンポポPilosella officinarum F. Schultz & Schultz-Bip.
上記2報では,ハイコウリンタンポポの花茎は分岐しないと記載されています。
私がハイコウリンタンポポと見なした,北海道東部および宮城県の集団の写真を見直したところ,写っている範囲では分岐した花茎は確認できませんでした。
ハイコウリンタンポポの花茎は分岐してもきわめて稀だろうと考えます。
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/52706/1/RPT.%20Obihiro%20Centennial%20Mus.%2030%2011-14.pdf
帯広市新産外来種ハイコウリンタンポポ Hieracium pilosella L.
http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/motto/docs/研報3号_11-14.pdf
石川県新産キク科外来種キバナコウリンタンポポPilosella caespitosa (Dumort.) P.D.Sell et C.West. とハイコウリンタンポポPilosella officinarum F. Schultz & Schultz-Bip.
上記2報では,ハイコウリンタンポポの花茎は分岐しないと記載されています。
私がハイコウリンタンポポと見なした,北海道東部および宮城県の集団の写真を見直したところ,写っている範囲では分岐した花茎は確認できませんでした。
ハイコウリンタンポポの花茎は分岐してもきわめて稀だろうと考えます。
回答日2018年09月04日
Fe
m_asaiさま、tanaemiさま、失礼いたします。
ハイコウリンタンポポは初めて知りました。勉強になります。
ハイコウリンタンポポの特徴は、①花茎がほとんど分かれない(一花茎一花)、②花茎には白毛があり、花茎上部から総苞には黒っぽい腺毛が多い、③葉の両面に白い長毛が生える、④葉裏は毛が密生し、白っぽく見える(ゆえに、葉表から見ると白く縁取られたように見える)、⑤匐枝(ランナー)を伸ばし栄養繁殖する、といったところでしょうか。
tanaemiさんの写真の植物は、①~④には当てはまりそうです。⑤の特徴は明瞭でなく、やや叢生(株立ち)しているようですが、伸び始めの匐枝らしきものは確認できます。なので、m_asaiさんが仰るようにハイコウリンタンポポのような気もします(私は今のところ確証を持てていないのですが)。
”石川県のハイコウリンタンポポ”は”北海道のハイコウリンタンポポ”と比較すると頭花数が少なく、草体全体が華奢で、随分と雰囲気が異なるのが気になります。tanaemiさんの写真のものは、どちらかというと北海道産似でしょうか。
ハイコウリンタンポポは初めて知りました。勉強になります。
ハイコウリンタンポポの特徴は、①花茎がほとんど分かれない(一花茎一花)、②花茎には白毛があり、花茎上部から総苞には黒っぽい腺毛が多い、③葉の両面に白い長毛が生える、④葉裏は毛が密生し、白っぽく見える(ゆえに、葉表から見ると白く縁取られたように見える)、⑤匐枝(ランナー)を伸ばし栄養繁殖する、といったところでしょうか。
tanaemiさんの写真の植物は、①~④には当てはまりそうです。⑤の特徴は明瞭でなく、やや叢生(株立ち)しているようですが、伸び始めの匐枝らしきものは確認できます。なので、m_asaiさんが仰るようにハイコウリンタンポポのような気もします(私は今のところ確証を持てていないのですが)。
”石川県のハイコウリンタンポポ”は”北海道のハイコウリンタンポポ”と比較すると頭花数が少なく、草体全体が華奢で、随分と雰囲気が異なるのが気になります。tanaemiさんの写真のものは、どちらかというと北海道産似でしょうか。
回答日2018年09月04日
tanaemi
m_asai様、Fe様、ありがとうございます。
十勝のハイコウリンタンポポ、確認しました。チシマタンポポとしたのは誤りかもしれません。北海道のハイコウリンタンポポは確かに写真に似ていますね。写真が1枚だけと言うのが悔やまれます。(撮影後は見られません)
チシマタンポポ、ハイコウリンタンポポ、キバナコウリンタンポポ、勉強になりました。
北海道で多く見られていた帰化植物(コシカギクなど)が最近周りで見かけることが多くなった気がしています。これも(ハイコウリンタンポポ)何らかの形で持ち込まれた可能性も大きいですね。
園芸種として販売されているようですから現物を見たいです。機会があれば北海道で自生しているものを見てみたいです。
名前に関しては、ハイコウリンタンポポの可能性の方が高いというご意見に賛同致します。
時間を割いてお調べ頂きましてありがとうございました。お礼申しあげます。
十勝のハイコウリンタンポポ、確認しました。チシマタンポポとしたのは誤りかもしれません。北海道のハイコウリンタンポポは確かに写真に似ていますね。写真が1枚だけと言うのが悔やまれます。(撮影後は見られません)
チシマタンポポ、ハイコウリンタンポポ、キバナコウリンタンポポ、勉強になりました。
北海道で多く見られていた帰化植物(コシカギクなど)が最近周りで見かけることが多くなった気がしています。これも(ハイコウリンタンポポ)何らかの形で持ち込まれた可能性も大きいですね。
園芸種として販売されているようですから現物を見たいです。機会があれば北海道で自生しているものを見てみたいです。
名前に関しては、ハイコウリンタンポポの可能性の方が高いというご意見に賛同致します。
時間を割いてお調べ頂きましてありがとうございました。お礼申しあげます。
回答日2018年09月05日