春のスミレキャンペーン
高尾山の名を持つタカオスミレですが、実際、ヒカゲスミレとはちがうのでしょうか?
2018-03-25
●質問
そろそろ高尾山もスミレが咲く季節になりました。高尾山の名を持つタカオスミレですが、実際、ヒカゲスミレとはちがうのでしょうか?
そろそろ高尾山もスミレが咲く季節になりました。高尾山の名を持つタカオスミレですが、実際、ヒカゲスミレとはちがうのでしょうか?
●回答
タカオスミレはヒカゲスミレの品種または変種とされるものです。高尾山に限ったものではなく、本州から九州に広く分布してます。葉の色がちがうだけで、ほかに顕著なちがいは指摘されていません。中間型もあり、両者の間に完全に線を引くことは困難です。
なので、品種レベルの分類群として認識するのが一般的です。白花や斑入りなどと同じ扱いです。たとえば植生調査などでは、変種くらいまでは分けて調べられますが、品種レベルのものはカウントされないのが一般的です。しかし、地名がついた植物和名は、地域の人には半ば「愛称」として呼ばれることが多く、特に高尾山ではタカオスミレの名が使われることが多いようです。
タカオスミレはヒカゲスミレの品種または変種とされるものです。高尾山に限ったものではなく、本州から九州に広く分布してます。葉の色がちがうだけで、ほかに顕著なちがいは指摘されていません。中間型もあり、両者の間に完全に線を引くことは困難です。
なので、品種レベルの分類群として認識するのが一般的です。白花や斑入りなどと同じ扱いです。たとえば植生調査などでは、変種くらいまでは分けて調べられますが、品種レベルのものはカウントされないのが一般的です。しかし、地名がついた植物和名は、地域の人には半ば「愛称」として呼ばれることが多く、特に高尾山ではタカオスミレの名が使われることが多いようです。
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