アザミ学事始め
第2回 タイプ1の代表種ノアザミとアザミ属の総苞について
2017-12-28
連載第2回は、前回整理したアザミ属を9つのグループに分ける区分法に沿って、その代表種を解説する。そして、アザミ属を識別するために重要な総苞についても詳しく解説する。
タイプ1
①根生葉は花期にも生存する
②頭花は中型*で少数
③頭花は上向きに咲く。
代表種=ノアザミなど
*中型の頭花とは、フジアザミのような大型の頭花とアズマヤマアザミのような小型の頭花との中間の大きさをいう。
タイプ1のグループは、ノアザミとノハラアザミ、そしてハマアザミのグループである。ハマアザミ群は世界でも珍しい海岸性のアザミである。ここでは代表種のノアザミについて解説する。
*続きは有料コース会員のみ参照可能です。
関連する図鑑:山に咲く花 増補改訂新版