最近、道端や駐車場みたいなところでハクセキレイがトコトコ歩いていますよね。あれはいったいいつからなのでしょうか? 「バードリサーチ生態図鑑」(NPO法人バードリサーチ)で勉強してみました。
①ハクセキレイの繁殖地が従来の「北海道・東北北部」から南下したのは1970年代半ばから。
②セグロセキレイよりも河川環境対する依存度が低い。
③2000年代には、繁殖個体が増え、それまで使っていなかった環境にも生息域を拡大。特に市街地、農耕地や河川などで増加。
...ということのようです。
農耕地では、農地そのものが減少するなか、代わりに増加した郊外型の大型店舗が、ハクセキレイが繁殖地としている、店舗の看板裏や建物のすき間などを提供している可能性を指摘しています。
また、セグロセキレイとの関係も微妙に生息環境、生活史をずらしながらも、ハクセキレイの生態には影響があるようです。
ちなみに、フライングキャッチが多いセグロセキレイより、ハクセキレイは歩行採食法が多いようです。とくに冬は採食の約93%がトコトコ歩いて、食べているようです。確かに。
詳しくはぜひ以下の図鑑をご覧下さい。
→図鑑jp「バードリサーチ生態図鑑」のハクセキレイのページへ
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