昨日は、ちょうど上京中だったいがりまさしさんとスミレキャンペーンの打ち合わせをしました。

「ハンディ図鑑 日本のスミレの巻頭にある『類への検索表』が、わたしには使えないんですよ...。そもそもひとつの検索表に『花』と『果実』が入っているのって無理がないですか? あと、花柱の形態なんて、花を解体するんですか? 」などとスミレ初級者の悩みと不満をぶちまける。

その上で、「いがりさんは、現実的にはどうやって同定してますか? 花の手前5mから始めてください!」と無理難題を。

(いがり)「まず花の色。遠くからでもなんとなくわかる葉っぱの出方のバランス」
(事務局)「もうちょっと近づいたら?」
(い)「花の大きさ。花立ち...」
(事)「えっ? 花立ちってなんですか?」
(い)「んー、なんて言うのかな、花茎の立ち具合と葉っぱの関係かな...」
(事)「ほほう、それは検索表には出てきませんね。そういえば、そもそも分布とか生息環境であらかじめ種を絞ってますか?
(い)「それはないですね。ひとつひとつの個体と向き合って同定してます
(事)「なんかカッコいいですね! で、花にグッと近づいたら地上茎の有無なんですよね?」
(い)「んー、それ以前に分かっちゃうものも多いしなー」
(事)「やっぱりそうですよねー」
(い)「そもそも検索表は、野外で名前を調べるためのもの...と言うことだけじゃなく、標本での観察も合わせて、系統関係も含めた種の分類のためのものなので、実際の識別の流れとは違いますよね」
(事)「あー、そういうことですかー」

...てなことを都内のファミレスで延々と続けてなんとなくコンセプトが固まりました。

「初心者にも使える! いがりまさしの野外で本当に役立つスミレ検索表」

さて、上手くできるでしょうか? 乞うご期待!

★図鑑jpではいがりさんへのスミレに関する質問を受け付けています。
https://i-zukan.jp/pages/news/blog/2018/02/22/post-53.html


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