今では紙の図鑑は入手困難な『原色日本野鳥生態図鑑』(陸鳥編、水鳥編)の紹介です。

①とにかく生態情報がいい。
解説は分布や生息地といった基本情報に加え、「採食形態」「繁殖生態」「社会的分散」が項目として立っています。ここがこの図鑑の最大特徴です。ちなみに形態解説はまったくなく、いっそ清々しい感じです。

②科の解説も勉強になる。
最近の図鑑は「科の解説」が少ないかほとんどなくて、その科がなんたるか...どういう特徴をもち、世界的にはどういう種類がいるか...などを知る機会が少なくなっているように思います。もちろん1995年の図鑑ですから、分類体系は古いものですが、それでも勉強になりますよ。

③巣や卵の写真が豊富
今も昔も、写真愛好家のマナーや密猟の問題などがありますが、それでも図鑑と考えると、巣や卵の情報がしっかりしていることはとても重要です。この図鑑は、そこの写真が充実しているのもひとつの特徴になっています。

★『原色日本野鳥生態図鑑』陸鳥編
https://i-zukan.jp/contents/34

★『原色日本野鳥生態図鑑』水鳥編
https://i-zukan.jp/contents/33


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