今回、メインで解説されるのは「チシマアザミ」「エゾミヤマアザミ」「ミネアザミ」の3種類です。
それはそれとして興味深かったのは礼文島のソウヤアザミの話。これまではチシマアザミに似ていて、「とりあえずチシマアザミ」とされてきたものが、地元の人は、チシマアザミは食べないのですが、この一見チシマアザミであるソウヤアザミは山菜として食べていたというのです。地元の人はちゃんと分かっていたんですね!
今回のコラムでは、図鑑や論文での記載...とくに学名を決定する記載論文やそれ代わりになっていた専門図鑑のあり方や変遷を垣間見ることができます。やや生々しい感じですね(笑)。いずれにせよ、現在進行形のアザミの分類は、図鑑編集泣かせです(笑)。
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