7/26-28に北アルプスの上高地〜涸沢を歩いた際に、小さくて黄色い花を咲かせた植物を見かけました。

経験的に、オミナエシの仲間だということは分かったのですが、いくつか種類があったはず......。
その場では同定できなかったので、帰ってから整理してみました。

国内のオミナエシ属には下記の8種があるようです(参考:日本の野生植物)。

・オミナエシ
・オトコエシ
・チシマキンレイカ
・マルバキンレイカ
・キンレイカ
・シマキンレイカ
・ハクサンオミナエシ
・オオキンレイカ

葉が掌状に裂けていて、背丈も低いので、下記は除外できました。
・マルバキンレイカ → 葉が羽状に裂ける
・オミナエシ、オトコエシ → スラッと背が高くなる

また、下記の3種は分布域が狭く、北アルプスには無さそうです(新産地という可能性もゼロではないですが......)。
・チシマキンレイカ、シマキンレイカ、オオキンレイカ → 産地局限

残るキンレイカとハクサンオミナエシは、花に距があるかどうかで見分けられるようです。
『山に咲く花』では、写真で解説されているので分かりやすいです。

写真をトリミングして見てみます。



花の下の部分に距は無さそうですね。

というわけで、ハクサンオミナエシと同定しました。

★ハクサンオミナエシの検索結果
https://i-zukan.jp/category/syu?category_id=11621


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