さて、そんな図鑑jpのサービスの土台は、タイトルの通り、複数出版社(正確には出版社だけではなく博物館やNPO法人にもはいっていただいています)を横断した、、定額制電子書籍の読み放題サービスです。
この形をとっているのは、ビジネス上の理由はもちろんありますが、対ユーザ向けの理由は次の通りです。
・各社の図鑑はそれぞれ違った役割を持っており、補い合っている。それらを複数図鑑を便利に参照できるようにする
・超高額化したり、手に入らなくなっている図鑑を、課金体系を変え電子という形で参照できるようにする
・紙で買うほどでもない...という図鑑も使う機会にする
「各社の図鑑のそれぞれ違った役割」というのは、学術的な信頼度、使いやすさ、種の網羅性、記載の内容、写真の多さなどを指しています。
例えば、ルリビタキについて図鑑jpの掲載図鑑をまとめたのが以下の表です。
個々の図鑑では揃わない野鳥の様々な時期の姿も、複数図鑑を見ると参照できます、という表です。
この例はわかりやすいくするための例ですが、記載内容やちょっとした部分の写真、生態など、複数図鑑をみて始めて気づくことは多くあります。
「野鳥の本は持っているしだいたいわかってるから図鑑jpは必要ない」と思っている方も、是非複数図鑑を見比べてみてください。(20日間無料トライアルでもご覧いただけます)
★図鑑jpルリビタキの掲載ページ一覧
こういったコンセプトがあるので、たまに「買い切りで見たい」「一部の図鑑だけでいい」というご意見をいただくことがありますが、今のところそこを崩すつもりはありません。
というか、買い切りで買いたい場合は、普通にAmazonなどで紙なり電子版なりを購入していただけばいいと思っています。
一部の図鑑だけ一時期見たい場合は、月額コース( 300円や500円です)でご覧いただけないかなと思っています。
...といっても、サービスを始めてみて「紙の本でいいから図鑑jpには入らない」「一部の図鑑だけでいいんだけど...」という人が多い面もあります。
月額や年額を払ってもいい、というだけの価値を提供していくよう、サービスの強化に努め、図鑑を使う人たちとの継続的な関係を結ぶサービスにしていなければならないと考えています。